すこし 愛 して
なが〜く 愛 して
今宵の 愛せずには
琥珀の 揺れに
負けてしまう も
外へ 旅立たせる
躊躇いの 霧の中
樽に刻まれた
微笑み も
ピートの河を
138年 の
旅に 似合う
微かな ため息
揺れて写した
宵の灯り
薄化粧
17世紀のイギリスの詩人ロバート・へリック(Robert Herrick, 1591-1674)は
詩集『ヘスペリデス(1648)』
には
“Love me little, love me long.”
というタイトルの詩
君を 138年 待ち続けて 思う
飲む行為を
忘れて しまいたい 程に 嫉妬 。